沿革

History

江戸後期

倉敷市中央1丁目に於て、海産物及び乾物の問屋業鴨井長十郎商店を手広く営む。

昭和5年1月

個人経営を法人組織に改組し、合資会社鴨井商行を設立。

昭和5年2月

倉敷市鶴形1丁目に工場を建設し、「つくだに」の生産を開始。

昭和15年2月

軍の要請により、その指定工場となる。

昭和23年7月

業容の伸展により別途に株式会社鴨井商行を設立し、従来の合資会社鴨井商行の営業一切を引き継ぐ。

昭和38年1月

「さきいか」の生産を開始。

昭和39年2月

株式会社鴨井商行は社名を「カモ井食品工業株式会社」と変更。

昭和41年9月

本社及び工場を倉敷市中島1138番地へ移転し、集中合理化を完成。

昭和43年1月

「チキンライスの素」発売。

昭和50年5月

「味まめ」発売。

昭和50年10月

工場敷地内に排水処理装置(活性汚泥法)を完成。

昭和51年8月

本社工場西に用地4,700 平方メートルを購入。(全敷地面積31,000平方メートル)

昭和56年3月

研究棟完成。

昭和57年4月

低温倉庫完成。

昭和57年5月

大阪営業所を新設。

昭和62年3月

株式会社カモ井デリカを設立。

平成6年10月

新含気調理システムを導入。

平成9年1月

新含気調理食品「ゆでピーナッツ」発売。

平成10年10月

社内サーバー設置及び社内LANを整備。

平成14年10月

かね長水産株式会社は北海道森町でいか加工品を本格生産。

平成15年4月

自家発電設備完成。

平成25年11月

「倉敷の老舗」を受賞。

平成27年1月

8台目のジェットオーブンを導入。

平成29年12月

東京事務所を開設。

令和元年2月

最新の原料選別機械を導入。

カモ井食品の歴史

鴨井長十郎商店

カモ井食品の歩み

弊社は、江戸末期に天領・倉敷にて「鴨井長十郎商店」として創業。 海産物及び乾物の問屋の事業を営んでおりました。 明治15年に作られた正月チラシの広告が、岡山県立博物館に今も収蔵されています。

  • サンプル

上記右側は、現在も美観地区の中にあるイラストの版画のモデルになった建物です。

明治、大正と地域と共に発展し、昭和5年に、倉敷市鶴形へ工場を新設。 「合資会社鴨井商行」として加工食品メーカーをスタートいたしました。 商品第1号の「短冊煮」は、当時大変な話題となりました。時代の移り変わりと共に 砂糖や水飴で作られた佃煮が人気を集め、需要が増加。 昭和38年に製造を始めたさきいかが大ヒットとなり、佃煮の種類も増え始め、生産量が拡大してきたことから、本社・工場を移転。 社名を現在の「カモ井食品工業株式会社」に変更しました。

カモ井の人気商品誕生

「味と日持ちで日本一」を合言葉に様々な商品を開発し、世に送りだしてきました。 現在では、サイズ違いも含めて約150アイテムの製品を製造。 エリアは全国に及びインターネット通販も開始しています。 チキンライスの素、味まめ、ゆでピーナッツといったロングセラー商品も生み出されてきました。 近年注目されている大豆タンパクを使用した製品は、カモ井では早くから取り入れ製造しています。 その他にもおつまみ、チップス、チーズ製品、いか加工品も好評です。

出来立ての美味しさをそのままに

平成6年に「新含気調理システム」を導入。 従来のレトルトに比べて素材をいかした美味しさ、色も形もそのまま心地よい歯ごたえ。 チルド製品より賞味期間が長く、常温での保存が可能(未開封時)という調理法です。 おせち商品などに使われ、出来立ての美味しさをお客様にそのままお届けします。

伝統の味を守りながら

多くの皆様に愛されてきたカモ井食品のそうざいや珍味などの数々。 創業以来、先人から受け継がれてきた伝統の味と技を守りながら、一方で独自の商品開発を続けてまいりました。 平成25年には「倉敷の老舗」企業に選ばれています。 「守るべきものは伝統の味と食品の安心と安全!」をモットーに、豊富な経験と実績を生かし、時代と共に多様化する食へのニーズに応えるべく、これからもより豊かな食文化の創造に向けて邁進してまいります。

  • 昭和6年頃の初荷風景

  • さきいか製造作業

  • 当時のトラック